出かけている最中、昨夜の話題について、悶々と考え続ける。頭で分かっているけど、心が言うことを聞いてくれない。穏やかならない精神状態が、吐き気にも似て、体の中で燻り続ける。心中の虫のように。足かせの付いた不信と失望を体の隅々に抱えながら、一種の通過儀礼或いは随伴症状でしかないと自分を納得させ続けた。
そうでないものはそうでないんだから仕方が無い。自分を窮屈にしないようにする。過去はともかく、今の僕はそれほど恥ずかしい人間でもあるまい。僕の好きなようにして悪いことは無いと思う。注意点としては、自分から他者と具体的に関係を持とうとすること。