消化できないものを胸の内に老廃物のように溜め込んで生きていくことを、そういうものなのだと最近思える。
もちろん、つらくないわけではない。ひどくつらくなったときは、「誰しもが同じものを抱えているだろうから」という“どうしようもなくひどい”推論で自分を慰めるけども(それで少しは落ち着いてしまうから、弱いときはある意味すごい)、それでいいんだと思う。つらさなど無いほうがいい。
しかし、そういう状態になることは否定できないし、だからといって、溜め込んだものを忘れて気楽に生きていける性分でもない。忘れてしまっていいとも思わない。ただただ、僕はそういう人間なのだ。